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トールペインターの皆様に聞くおうち時間の制作小話 No.02

日頃より銀座ソレイユをご愛顧いただいているロイヤルカスタマーのお客様にインタビューし、最近のご活動についてお聞かせいただきました。

中谷 久恵 様 アトリエ きつつき
神戸在住
嵯峨美術短期大学日本画科卒業
テキスタイルデザイン事務所に勤務
その後、横浜にてオランダペイントを習得
2000年 アトリエきつつき 設立
2016年から独自の花のペイントである

「フルールアート」と「庭の花アート」の創作活動をスタートする。
花を描く楽しさを多くの人に伝えたく教室を開き指導に力を注ぐ。
著書に「庭の花アート·大人の塗り絵」がある。


中谷 様にお話を伺いました。

普段はどのような創作活動をされていますでしょうか。

Atelier kitutuki(アトリエきつつき)というお教室を運営しております。
お教室では様々なお花の絵や、木製品だけでなく漆器や食器、身の回りの小物などにもペイントします。

創作されるときのプロセスを教えてください。

屋外に出た時目に入る野花をスケッチブックに描き起こしています。
ハーブや野花を織り混ぜて、少しづつ描くもが変わったりしていますが、好きなモチーフやテーマは変わらないですね。
大学時代に専攻していた日本画も、お花のモチーフを描くことが多かったですね。お教室の生徒様もスケッチブックを持って外に出かけて描いてきたり、みなさんのんびりとマイペースに制作しています。

先生の描かれるお花は、ブーケの大振りで色鮮やかなものよりは、グリーンが多く、お庭にあるような親しみがでるものが多いですね。

トールペイントを始めたのは何時頃でしょうか。

きっかけは桂田アッセンデルフトです。そこから様々な絵を描いてきましたが、徐々にオリジナルの「フルールアート」と「庭の花アート」のペイント技法を確立しました。年齢を問わず楽しめるデザインなので、生徒の皆さんに楽しく描いていただいてます。

春のマスクコンテストでも描かれた作品が優勝に選ばれ、非常に多くの反響をいただきました。

マスクコンテストで作品を投稿したら、マスクのペイント依頼をいただきまして、遠方のフランスの方からもご注文をいただきました。とても嬉しかったです。

マスクを普段あまりしない文化の方にも、このマスクが欲しいと思わせたデザインですね。

コロナ始まりの頃には、人が集まらないよう・人混みを避けるようにしていたら、自然と植物の多い公園や山などに行くようになりました。このような厳しい状況の中でも、描くこと事態は減りませんし、むしろ新たな創作のきっかけを産むことにも繋がりました。

コロナが大変な中、作家活動、お教室の様子は変わりましたでしょうか。

徐々におうち時間が増えたので、身体を使う時間も減り、不調が出てしまったとの声を多く耳にしました。何か気分転換になれたならと思いまして、私がデザインした塗り絵を印刷してお配りしたんです。
実はコロナが流行る前に塗り絵の本を出していたので、デザインは沢山ありました。初めは少しずつ配布していたのですが、このことをきっかけに、他のご年配の方や幼稚園の方から是非うちにも欲しいとの声をいただきまして、沢山寄付をさせていただきました。

お教室では生徒様の感染予防を心がけていました。
一人一人個室のように仕切りをつけたり、アクリルボードを立ててみなさん黙って描かれていましたが、元々ペイントしている時はみなさん黙々とやられていますので普段通りですね。

小学校の給食などでやる黙食みたいな様子ですね。

そうですね、黙食みたいな…。黙ペイントと言いますか(笑)
この黙々と描いている時間は集中して頭の中をクリアにしている状態なので、充実していて楽しいと生徒さんがおっしゃってます。嬉しいですね。

コロナをきかっけに、新たに始めたことはありますか。

対面のクラス以外に、オンラインのレッスンをしていますが、これもコロナが始まったことがきっかけでした。お教室のスタイルの幅も広げつつ、これからも楽しく描いていきます。

今は来年の干支ウサギと、ミモザのリースをあしらった作品をレッスン中です。
図案も簡単に楽しく描ける様にご用意しました。
来年の幸せを願いながら一緒に描きましょう~💝

インタビュー記事はこちらから!

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